「平屋工房 やまホーム」トップ > やまホームの社長ブログ > 平屋のDIYの始め方完全ガイド!リノベの注意点と事例も紹介
所 在 地
〒379-2132 群馬県前橋市東善町312
電話番号
027-266-1123
営業時間
午前:9:00〜12:00
午後:13:00〜18:00
平屋のDIYの始め方完全ガイド!リノベの注意点と事例も紹介
-
■2025/06/06
平屋のDIYの始め方完全ガイド!リノベの注意点と事例も紹介
-
「平屋のDIYって、自分でどこまでできるのか不安…」そんな風に感じていませんか。
近年、自然素材を活かした空間づくりや、自分らしい暮らしを求めて、平屋をDIYで仕上げるスタイルが静かに注目を集めています。住宅展示場や工務店任せの住まいではなく、自ら手を動かしながら部屋のレイアウトを決め、漆喰の壁や木材の天井など、素材ひとつひとつにこだわる人が増えています。
とはいえ、実際に自分でやるとなると、どこまでが可能で、どこからは専門知識が必要なのか判断が難しいものです。構造部分の安全性や、定期的なメンテナンスの必要性、長期的なリスク管理など、考えることは山ほどあります。
「誰かに頼らなくても、自分の手で平屋を形にできる」。そんな実感が得られるヒントを、ぜひ最後まで読んで手に入れてください。
平屋のDIYとは?今注目される理由と人気の背景
近年、「平屋のDIY」が注目を集めるようになった背景には、暮らし方の見直しや住まいへの関心の高まりがあります。特にコロナ禍以降、自宅での快適な暮らしを追求する人が増えたことで、住空間を自分で整えるというライフスタイルが定着しつつあります。
平屋住宅はもともとシンプルな構造で、階段が不要なためバリアフリー性が高く、家事動線も短く済むことから、老若男女を問わず人気があります。生活空間がワンフロアで完結するため、移動が楽で掃除や整理整頓もしやすいというメリットがあり、「快適な暮らし」を目指す多くの人に選ばれているのです。
DIYとの相性が良いのも平屋の大きな魅力です。二階建てに比べて構造が単純なため、天井や壁のリフォーム、床の断熱施工、壁の塗り替えといった作業も初心者が取り組みやすいものが多く、自分の手で住まいを整える楽しさを味わいやすいのです。DIYを通じて費用を抑えつつ、空間に「自分らしさ」を取り入れることができる点も、平屋人気を後押ししています。
また、地方移住や古民家再生ブームの中で、中古の平屋を購入して自分で改修するという動きも増えています。空き家バンクを利用して格安の平屋物件を手に入れ、少しずつ自分のペースでリノベーションを行う事例は、SNSなどでも多く見られ、若い世代の関心を集めています。
自治体によってはDIYを前提とした住宅リフォームに対する補助金制度を設けている地域もあり、移住を検討する人々にとって現実的で魅力的な選択肢となっています。こうした行政の支援が、平屋DIYの広がりに大きく貢献しています。
さらに、DIY市場側でもこの流れに呼応し、平屋向けのセルフビルドキットやDIY用マニュアル、サポートサービスが充実しています。初心者でも安心して取り組めるツールが増えており、「自分で家をつくる」という夢を持つ人たちの後押しとなっています。
平屋のDIYは、単なる趣味や副業ではなく、「自分らしい暮らしを自分の手で形にする」という新たな生活スタイルとして定着しつつあります。今後も、暮らしの質を重視する人々の間で、この流れは継続して広がっていくでしょう。
DIYでどこまでできる?平屋のセルフビルドの範囲と限界
自分でリフォームできる部分・難しい部分
平屋のDIYが注目を集めている背景には、空き家の有効活用や暮らしの価値観の多様化が大きく影響しています。特に築50年を超える平屋をリフォームしたいというニーズは高まっており、古民家のDIYやリノベーションを趣味として楽しむ人も増えています。しかし、実際に平屋のDIYを行う場合、どこまで自分でできるのか、そしてどの部分は専門家に任せるべきなのかを正しく理解しておくことが重要です。
一般的に、自分でリフォームできる範囲は、非構造部分や内装に関する作業が中心です。例えば、壁紙の張り替えや塗装、床のクッションフロア貼り、簡単な棚や家具の製作などはDIY初心者でも比較的安全に取り組める範囲です。特に漆喰を使った壁の補修やキッチン周りの模様替えは人気があり、部屋全体の印象を大きく変えることができます。また、リノベーションを通じて暮らしにオリジナリティを加えることも可能です。
一方で、構造躯体にかかわる部分、たとえば柱や梁の取り替え、間取り変更に伴う耐力壁の移動、基礎の補強などはプロの判断と施工が必要になります。これらの作業を誤ると、建物全体の安全性に直結するため、DIYでの実施は推奨されません。また、電気配線や給排水管の移動も、電気工事士や水道工事士の資格を持つ業者に依頼する必要があります。火災や漏水など、後々の大きなトラブルの原因になるリスクがあるためです。
自分で家を建てるという発想はロマンがありますが、安全で快適な生活を実現するには、DIYの限界をきちんと把握することが不可欠です。最近では、初心者向けに「自分でリフォームどこまでできるか」について解説する書籍や動画も多く出回っており、事前の情報収集も成功の鍵となります。
壁を抜く、天井を張るは素人でも可能か
壁を抜くという作業には憧れを抱く人も多いですが、それが可能かどうかは建築構造の知識がなければ判断が難しいポイントです。特に耐力壁を誤って撤去してしまうと、建物の強度が著しく低下し、最悪の場合は倒壊の危険すらあります。したがって、平屋のDIYにおいて壁を抜く場合は、必ず構造計算を行い、必要に応じて建築士に相談すべきです。
一方、天井の張り替えは、古民家DIYのなかでも比較的手を出しやすい部類に入ります。古い家屋では、天井が劣化して剥がれていることがあり、DIYで天井材を新しくすることで部屋全体が明るく清潔感のある空間になります。特に日本家屋では天井の梁を見せる「梁見せ天井」も人気があり、リフォームを通じて空間演出の幅が広がります。
しかし天井を張る作業にも、脚立の使用や高所での作業、資材の取り扱いといったリスクが伴います。素人が行う場合には、十分な下調べと安全対策が不可欠です。天井の下地処理や断熱材の設置など、見えない部分にこそ注意を払う必要があります。また、天井裏に電気配線が走っていることもあり、施工前には必ず位置を確認し、誤って傷つけないよう慎重に作業を進めましょう。
自分で建てることに挑戦するなら、小規模な平屋のログハウスキットや2×4工法の住宅キットの活用も検討できますが、壁や天井といった基本構造に関しては、安全性と法令遵守の観点から、必要に応じて専門家と連携することが不可欠です。
専門資格や許可が必要なケースとは
平屋を自分で建てる、またはリノベーションする際には、どこまでが無資格で行える範囲なのか、どの工事に専門資格や行政申請が必要なのかを明確に知っておく必要があります。まず、電気工事やガス工事は国家資格が必要です。たとえば電気工事士やガス主任技術者の資格がなければ、屋内配線やガス設備の施工は法律で禁止されています。
さらに、建物の構造に変更を加える工事、例えば壁を新たに設けたり、窓を増設したり、基礎を打ち直すような大規模な作業には、建築確認申請が必要になる場合があります。この確認申請は市町村の建築主事などへの提出が義務付けられており、工事の規模や地域の用途地域区分によっても条件が異なります。特に市街化調整区域などでは厳しい建築制限が設けられているため注意が必要です。
また、建築士が関与しなければならないケースもあります。特に木造住宅でも延床面積が100平米を超える場合は、二級建築士以上の設計と監理が必要とされることが一般的です。小さな平屋ならばその限りではありませんが、構造的に複雑なリノベーションを行うなら、建築士の存在は不可欠です。
自分で家を建てる際には、資格だけでなく保険の問題も発生します。万が一施工ミスが原因で事故が起きた場合、保険が適用されないこともあるため、事前にリスクヘッジの方法を検討することも大切です。
このように、平屋のDIYには自由度と魅力がある反面、法的・技術的な制約も多く存在します。安心して暮らすためには、法令に則った範囲で創造性を発揮し、必要なところでは専門家の手を借りるという姿勢が不可欠です。自分で家を建てる夢を実現するためにも、資格や申請の知識をしっかりと身につけることが第一歩となります。
平屋のDIYの長期的なメンテナンスとリスク管理
DIY後に必要な保守作業と道具
平屋のDIYが完了した後も、快適な暮らしを維持するためには定期的なメンテナンスが欠かせません。とくに素材の特性や施工技術の影響を受けやすい部分では、時間の経過とともに劣化や損傷が発生することがあります。雨漏り、床のきしみ、外壁のひび割れなど、軽微な問題が放置されることで建物全体の寿命に大きな影響を与えることもあるため、あらかじめ保守作業の内容と必要な道具を把握しておくことが重要です。
代表的な作業としては、まず雨漏り対策が挙げられます。屋根材のズレやコーキングの劣化を定期的に点検し、異常が見つかれば早めに補修を行う必要があります。防水シートやタッカー、コーキングガンなどの道具が必要で、脚立や高所用安全帯も欠かせません。また、木造の平屋ではシロアリの被害にも注意が必要です。年に1度は防蟻処理を行い、床下の通気性や湿度管理を徹底することで、リスクを最小限に抑えることが可能です。
外壁のメンテナンスでは、塗装の剥がれやひび割れをチェックします。漆喰やモルタル、またはサイディングなど使用されている素材に応じて補修材が異なりますが、どの素材であっても塗り替えや補修の際にはヘラ、ローラー、下塗り材などが必要です。特に築年数が10年を超えるような物件では、細かな劣化が各所に現れ始めるため、部分的なリフォームやリノベーションも視野に入れるとよいでしょう。
DIYで建てた平屋は市販の住宅に比べるとメンテナンスの手間が多い反面、素材や工法を自分で選択できる自由度の高さがあります。たとえばログハウス風の構造を選んだ場合、木材の保護塗料や専用オイルを年に数回塗布する必要がありますが、自然素材ならではの風合いを長く保つことができます。保守は面倒に感じられるかもしれませんが、それを「暮らしの一部」として楽しむことができれば、DIYの本当の魅力を味わえるはずです。
定期的に見直すべきポイントとは
平屋のDIY住宅を長く快適に保つには、定期的に見直すべきポイントを把握しておくことが不可欠です。特にキッチンや浴室、トイレなどの水回り設備は、使い続けるうちに給排水管の老朽化やパッキンの劣化が進みやすく、漏水の原因になります。こうした箇所は5年を目安に点検し、必要に応じて部品交換や再施工を行うことで、後々の大規模リフォームを防ぐことができます。
また、内装の壁や天井についてもチェックが必要です。漆喰やクロス仕上げの場合、経年劣化により色褪せやカビの発生が見られることがあるため、生活環境に応じて再塗装や張替えを検討しましょう。とくに築年数の経過した古民家をDIYで再生したケースでは、もともとの素材が非常に繊細な場合が多く、丁寧なケアが求められます。
空間そのものの使い方にも定期的な見直しが必要です。家族構成の変化やライフスタイルの変化に応じて、間取りを再調整することで暮らしやすさが大きく変わります。たとえば、子どもが独立して部屋数が不要になった場合は、壁を抜いて広い空間にリフォームしたり、趣味スペースへと用途を変更したりすることで、より有効的に空間を活用できます。
劣化素材の交換も定期的に行う必要があります。屋根材や床材、断熱材などは10〜15年で性能が落ちるとされており、適切な時期に交換することでエネルギー効率の向上や室内環境の改善が期待できます。これに伴い費用も発生しますが、定期的な点検と小規模な更新を積み重ねることで、トータルの維持費を抑えることができます。一般的に外壁再塗装は30万円から50万円、キッチンの入れ替えで70万円程度が目安とされますが、DIYスキルがあればこれらを半額以下に抑えることも可能です。
最後に、見直し作業を怠ることによるリスクを明確に意識することが重要です。わずかなヒビや歪みが、やがて大きな工事を必要とする深刻なダメージへと発展することは珍しくありません。DIY住宅は、作ったあとも「手を入れ続ける」ことで価値を維持し、暮らしの質を高めていくスタイルであるといえます。長く住み続けたいと願うならば、定期的な見直しと迅速な対応こそが、真の安心につながります。
まとめ
平屋のDIYは、単なる住まいづくりにとどまらず、自分らしい暮らしをかたちにする手段として注目を集めています。特に近年では、空き家の再利用や地方移住といったライフスタイルの変化に合わせて、平屋のセルフビルドに挑戦する人が増加傾向にあります。
ただし、DIYで対応できる範囲には限界があります。例えば、壁紙や塗装、簡易な間仕切りであれば比較的初心者でも対応可能ですが、天井の補強や構造に関わる壁の撤去は、安全面からも建築士や電気工事士といった専門家の関与が求められます。許可や申請が必要な工事については、自治体の基準も確認する必要があります。
一方、実際に平屋をDIYで建てた事例では、10坪から15坪程度の小さな平屋が一人暮らしや二人世帯に人気で、生活動線の無駄が少なく、素材にもこだわりやすい点が好評です。漆喰や無垢材など自然素材を使った空間は、長期的にもメンテナンスしやすく、快適な暮らしを支えてくれます。また、ファミリーでの共同作業は教育的な体験としても価値が高く、家族の絆を深めるきっかけにもなります。
しかしDIYは完成して終わりではありません。定期的な点検や修繕を怠ると、雨漏りや劣化によって大きな修理費用が発生するリスクもあります。外壁の再塗装や防蟻処理は5年ごとを目安に見直すなど、暮らしの中にメンテナンスの習慣を取り入れることが重要です。
平屋のDIYは、自分自身の手で住まいをつくるという達成感とともに、生活空間に対する理解と責任を深める貴重な経験です。適切な知識と準備をもとに、安全性と快適性のバランスを保ちながら、理想の暮らしを実現していきましょう。
よくある質問
Q. 平屋をDIYで建てるとき、壁や天井の施工は本当に自分だけでできますか?
A. 壁紙の張り替えや漆喰を使った塗装は、事前に手順を学べば初心者でも対応可能ですが、天井の施工は下地材や構造の理解が必要なため、施工経験がない場合は専門家のアドバイスを受けた方が安全です。特に梁や構造に関わる部分を変更する際には建築確認申請が必要になることもあります。天井高や断熱材の取り扱いなども含め、無理のない範囲で作業範囲を決めるのがポイントです。
Q. 平屋のDIYに資格は必要ですか?自分で全部建てるにはどの程度の知識が必要なのでしょうか?
A. 基本的なリフォームや部分的な改修であれば資格は不要ですが、構造の変更や電気工事、水道工事に関しては専門資格が必要です。たとえば、電気配線には電気工事士の資格、建築確認が必要な工事には建築士による設計や監修が求められます。また、2025年現在でも「自分で家を建てる」場合は自治体への申請と法令遵守が不可欠です。DIY初心者は内装や素材選びから始めるのがおすすめです。
Q. 平屋をDIYした後の維持管理は大変ですか?どんな保守作業が必要になりますか?
A. 雨漏りや白アリ被害を防ぐために、年1回以上の点検が推奨されます。外壁の再塗装は5年から10年を目安に見直すべきであり、漆喰のひび割れや素材の劣化も定期的に補修する必要があります。また、防蟻剤の再処理や換気性能の確認も重要です。生活に直結する空間の安全性を保つためにも、道具の準備とチェックリストの運用が欠かせません。DIY後の暮らしを快適に続けるためには、事前のリスク管理がカギとなります。
会社概要
会社名・・・平屋工房 やまホーム
所在地・・・〒379-2132 群馬県前橋市東善町312
電話番号・・・027-266-1122
一覧へ